幼い頃に戦乱に巻き込まれ孤児となるが、運よく王都を拠点に活動する慈善団体『グロース』によって保護される。
『グロース』では孤児に生活の術を身に着けさせることを活動の主眼に置いており、彼女の場合、王立劇場で活躍する一座の座長ブレンダに見出されて芸の道に進むこととなった。
厳しいレッスンを受けて彼女は一座の主役級のキャストへと成長し、ブレンダから後継者と目されるまでになる。
そんな中、理由は不明だが暇を見つけては剣舞を習うと称し、密かに剣の腕を磨き続ける彼女の姿があった。
そして17歳になったころ、さらに歌と踊りの技術を磨くため、自ら志願して王国各地を巡業して回るようになるのだが・・・