テス湖周辺

はるかな古代から存在が確認されている精霊。人の世が乱れる前兆として姿を現すという。
テス湖では数十名の巡礼者が一瞬で灰に変えられてしまった。
その駆除活動には第一級の傭兵ですら応募しようとしないため、イスタニア王国はやむなく第一王太子のパリスとその部下レオンを派遣することとなったのだが、駆除活動はお世辞にも順調とは言い難いようだ。

また、その体皮は「サラマンダの皮衣」と呼ばれ、優れた防御力と耐火性能を誇る防具となることから、驚くほどの高値で取引されている。しかし、生命を危険にさらすことなくサラマンダーを捕獲できる者などイスタニア王国広しといえど数名も存在しないであろう。